2007年6月8日金曜日

V9戦士集結で「サード長嶋」復活

巨人は8日、楽天戦(東京ドーム)の試合前に、史上初の通算5000勝達成を記念したイベントを行うが、そのセレモニーで、川上哲治元監督(87) 率いる栄光のV9戦士が、それぞれの守備位置に就くことが分かった。長嶋茂雄元監督(71)がサードに入るなど、往年の巨人の名選手たちがグラウンドに集 結する。

 ミスターが、ホットコーナーに帰ってくる-。1965年から日本シリーズ9連覇を果たし、巨人黄金時代を築いた栄光のV9メンバーがグラウンドに大集合だ。

 巨人が5000勝達成を記念し「栄光のV9シリーズ」として8日の楽天戦から11日の日本ハム戦までの交流戦4試合(いずれも東京ドーム)で行うイベント。8日の試合前には、V9戦士が始球式を務める。

 単なる始球式ではない。V9戦士たちが、ポジションに就いて行われる。最大の注目は、「サード・長嶋」だ。脳梗塞(こうそく)で倒れてから3年、守り慣れたホットコーナーで勇姿を披露する。

 マウンドには通算203勝の堀内恒夫が登場し、キャッチャーは吉田孝司氏が務める。二塁に土井正三氏、遊撃は黒江透修氏のいぶし銀コンビが入り、外野は左翼から末次利光氏、柴田勲氏、国松彰氏が固める。

  「一塁・王貞治氏」は、現在ソフトバンク監督のため断念し、“空席”とし、外野席の柱に飾られている永久欠番の『背番号1』のプレートにスポットライトを 当てる。そして、一塁ベンチ前にはV9監督の川上哲治氏が立つ。この豪華メンバーの中、だれが打席に立つかは明かされていない。

 V9メンバーは、この日の楽天戦を観戦する予定。連敗中の巨人だが、記念の一日に勝利を添えたいところだ。

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