2007年6月6日水曜日

ヤッシー海外票おこし、6月下旬訪米へ

新党日本の田中康夫代表(51)は5日、夏の参院選公示前の6月下旬、政治活動の一環として米ロサンゼルスに行く意向を明かした。7月5日公示、同 22日投開票の見通しになっている今回の参院選では、海外に住む日本人に比例代表だけでなく、初めて選挙区の投票が認められる。投票の実現に尽力した現地 の団体から「公開討論会」への参加を呼び掛けられ、「各党はどんな人が出るか分からないが、うちは代表の私が出る」と、即答したという。

 海外に住む日本人が投票できる国政選挙は、衆参両院の比例代表選挙に限られていたが、最高裁判所が05年に違憲判決を出したことにより、昨年6月 には改正公職選挙法が成立した。田中氏は「もちろんいいアピールになるけど、単に票のためじゃない。国が門戸閉ざしていたのに彼らが運動し、最高裁まで 行って認めてもらった。記念すべき第1回なんだから」。海外在住の日本人有権者は70万人以上とされ、05年衆院選の選挙人名簿の登録者は約8万3000 人だった。

 ジャーナリスト有田芳生氏(55)とともに比例代表に立候補するとの表明から一夜明けたこの日、田中氏は昨年8月の長野県知事選に敗れて以来、初 めて長野県内を回って街頭演説した。午後には長野県庁前を通過したが立ち止まらなかった。「何とも思わなかったなあ。彼ら(県職員)だって、田中の声がし て懐かしいと思ったとしても、手は振れないでしょ。過去は忘れはしないけど、常に前を向いているから」と話した。

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