2007年6月5日火曜日

娘の“隠れ妊娠”はこう見破れ

先週、仙台の住宅の物置で2年経った乳児の遺体が見つかった。母親は元短大生(20)で、妊娠当時は高校3年生だった。

 家族と同居中だったにもかかわらず、両親は娘の“変調”に気づかなかったというから驚いたが、こんな“事件”が後を絶たない。

「過 去にこういうケースはありました。“お腹が痛い”と担ぎ込まれた急患が100キロ超の女のコで、診察したら赤ちゃんの頭が出ていました。付き添ってきた親 は、娘が妊娠なんて絶対あり得ないと疑ってもいませんでした」と語るのは、ウィメンズメディカルクリニック八王子の松村圭子院長である。

「よ ほどの肥満体でない限り、妊娠は隠せません。太ったと服装でゴマカせるのはせいぜい妊娠6カ月まで。胎児と羊水でボールのように膨らんだ子宮は約5キロに もなる。反るような歩き方になり、動作がドッコイショといった感じになります。これで気づかないのは、家族関係がよほど希薄だからです」

 厄介なのは、本人に自覚がない場合。今どきの娘は小学生からダイエットをするため、カラダの発育が遅れて生理不順が多い。いつものこととタカをくくっている間に、胎児がグングン成長してしまうことがあるとか。

 娘のお腹が少しでも膨れ、ガニ股歩きになったら、ケンカ覚悟で問いただすべし。

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