2007年6月4日月曜日

10歳孫娘「てめえ歩くのはえーんだよ。もっとゆっくり歩けっていってんだろ」… “友達感覚”の行く末は


【季節風】“友達感覚”の行く末は
「てめえ歩くのはえーんだよ。もっとゆっくり歩けっていってんだろ」

近所の量販店で買い物をしていると、ヒステリックな女性の声が聞こえてきた。若い恋人同士の会話なら気にもとめなかったのだが小学生ほどの子供が高齢の男性に向かって話している言葉と分かり耳を疑った。店のエスカレーターを降りて歩いてきたのは60代らしき男性と、
10歳ほどの少女。年の差から祖父と孫娘と見受けられた。孫が半歩先をうつむき
加減に歩く祖父の背中に向かって大きな声でわめき散らしているのだ。

「何で買ってくれねーんだよ。てめえ買うっていったじゃねえか。うそつきじいい」
「あれはまた今度にしよう。な…」

2人の会話の内容から、少女が不機嫌な理由は何となく分かった。しかし、少女の言動は
子供が「だだをこねる」という領域を遙かに超えて攻撃的だった。

小さな子供用のハンドバッグを男性に突きつけ、「ほら、かばん持てよ。重いんだよ」。
後ろから男性のひざにけりを入れて、「だから歩くの早いっていってんだろ。止まれよっ」。
男性が「何か食べようか」と話題を変えても、「いらねえよ。腹なんか減ってねえんだよ」。

http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/54954/

男性はなすすべなしといった風で、一度も顔を上げないまま足早に店を出ていった。時間に
すれば1分ほどの出来事だったが、これまで「祖父と孫」に抱いていたほほえましいイメージは
一瞬にして覆された。

「その少女の回りはそんな言葉遣いをする人たちばかりなんでしょう。母親も友達」
兵庫県警で少年犯罪を担当している警察官に話をすると、真っ先に少女の「言葉」を案じる
答えが返ってきた。そして、「学校も家庭も、子供と大人が友達感覚で話をする時代。
この少女も、人を敬うような丁寧な言葉遣いを学ぶ場がないのだと思います」と。

人間が驚くべき能力を発揮して体得する「言葉」。それが、たった10年でこのような形に
“完成”してしまうこともあるのだと知り、恐ろしさを覚えた。少女の未来を考えたとき、
周囲の大人の責任はあまりに大きい。 (神戸総局 杉村奈々子)

http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/54954/

1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

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